アビシニアンとは
原産国エチオピアです。
1868年のアビシニアン戦争後にアビシニアン現在のエチオピアからイギリスに持ち込まれたのが始まり。ブリーダーたちはその頃の壁画に描かれたような猫を作ろうと改良重ね誕生したのがこのアビシニアンです。
アビシニアンの価格
10〜20万円程度でペットショップで販売されています。
ブリーダーも多く直接販売の場合5万円〜といった形ですが、当然チャンピオン血糖の場合はこの限りではありません。
人気猫種のため稀に保護施設などにも成猫が保護されていることもあります。
性格
独立独歩でおとなしい性格ですが、慣れた家では活発で遊び好きです。
家族に対しては非常に甘えます。その落差が魅力と言えます。
容姿
体重雄雌ともに4から7.5キロ
短毛で細身だが非常に筋肉質で運動神経がとても良い。
短毛ながら美しい被毛が特長。光にあたるとキラキラと輝く光沢があり、ツヤあるの被毛は、光の向きや歩き方によって、グラデーションがかった変化が特長です。
寿命
10歳〜13歳程度で、一般的な猫の需要より少し短い印象。
お手入れ・ブラッシング
長毛種ではないので、毎日のブラッシングはマストではないですが、なれると甘えてくる性格を利用し、こまめにブラッシングしてあげると美しい被毛を保つことが出来ます。
かかりやすい病気
アビシニアンは砂漠出身のため、水分を多く必要としない一方で腎臓が弱く、飼育するにあたっては。食物と水の与えかたで寿命が変わるほどです。
腎臓系疾患
家族性腎疾患、腎アミロイドーシスといった先天性・遺伝性の腎疾患に係る可能性があります。
特に腎アミロイドーシスは症例は多く、アミロイドというたんぱく質が腎臓に沈着し、腎機能不全を引き起こすもので、症状としては多飲多尿や体重減少、元気の消失、むくみや腹水を引き起こします。
人間と同じように腎臓は一度悪くなると回復はしないといわれている臓器で、悪くなると血液中の毒をうまく体外に排出できず、人間であれば透析ですが、猫の場合は点滴で薄める治療になるため、罹患した場合一生涯治療と向き合う必要があります。
重症筋無力症(後天性)
猫では非常にまれな病気ですが、アビシニアンとソマリがこの病気の好発種となります。
神経と筋肉の接合部で自分自身を攻撃する免疫異常が起こり、神経の伝達物質(アセチルコリン)を受け取る部分(アセチルコリン受容体)を攻撃してしまい、破壊されることで神経から筋肉への指令が上手く伝わらなくなり、筋肉をしっかり動かせなくなります。結果として体が動かしにくくなり、巨大食道症など様々な病気にかかり、非常に難しい状態になります。
できる限り、早期に異常発見することが重要です。
アビシニアンのペット保険
アビシニアンは前述の通り腎臓が弱い猫種です。一方で一度腎疾患を発症してしまうと、引き受けてくれるペット保険会社はないでしょう。飼育と同時にペット保険に加入すべき猫種といえます。