コーニッシュレックスとは
原産国はイングランドです。
イギリス・コーンウォール州を指す「コーニッシュ」と遺伝的な専門用語で巻き毛を意味する「レックス」からつけた造語でした。突然変異の巻き毛の猫を繁殖させたことが始まりで、他の猫種と比べてもかなり特徴的です。
コーニッシュレックスの購入価格
ペットショップで売られている価格は、平均30万円〜です。
イングランドでは50年以上の歴史のある猫種ですが、日本では珍しい猫種のためあまり市場にでません。
ブリーダーも少数で、金額はペットショップとあまり変わらないでしょう。
コーニッシュレックスの性格
シャープな印象がある猫ですが実は人好きで争いを好まないタイプです。そのため多頭飼いで性格が合わない猫と暮らすことになるとストレスをためてしまいますのでお互いの性格の見極めが重要になります。
コーニッシュレックスの容姿
シングルコートの巻き毛が最大の特長です。大きな耳と逆三角形の顔で釣り上がった目はオリエンタルな印象を与えます。
物静かな反面、筋肉質で大きな跳躍力を持っています。
被毛の色はホワイト、クリーム、ブラック、チョコレート、シナモン、レッド、ブルー、ライラック、フォーンやこれらの斑模様など様々です。
コーニッシュレックスの寿命
12歳〜14歳程度と一般的な猫と同じ程度です。
コーニッシュレックスお手入れ・ブラッシング
巻き毛が特徴ですが、シングルコートで短毛のため、お手入れしやすい猫種です。
ブラッシング以外にもたまには、お風呂に入れることも重要です。水嫌いな子が多い猫種といわれており、
幼いときから慣らしておくとよいでしょう。
コーニッシュレックスがかかりやすい病気
比較的新しい猫種のため、遺伝性の疾患があります。一つが心臓病(肥大型心筋症)と皮膚トラブルです。
また四肢が細いので、ケガには注意しましょう。
肥大型心筋症
コーニッシュレックスについては、先天性・遺伝性のケースが多いと言われています。
肥大を誘発する原因が無いのに心筋(おもに左心室)が中心に向かって分厚く肥大してしまう心筋症です。肥大すると心室壁が伸びにくく、広がりにくくなるので、拡張障害を起こします。
半数程度が無症状ですが、元気・食欲低下・運動不耐性・嘔吐などさまざまな症状を引き起こします。
早期発見できれば、対処療法を行う形になります
皮膚トラブル
独特な被毛が特徴ではありますが、紫外線に弱く屋外での飼育には全く向きません。
あまり紫外線にさらさせると腫れや最悪皮膚がんを引き起こすこともあります。
また、寒さに弱いため、日本での飼育の場合は冬は洋服や温かい環境を用意することが必須です。
前肢のケガ
運動神経は良いのですが、四肢が細いので、ジャンプの着地時に前肢・後肢を痛めやすい猫種です。
コーニッシュレックスのペット保険
先天性の心臓疾患に備えるためには、迎え入れからすぐの加入をおすすめします。
また猫には珍しくケガへの備えも必要なため、ペット保険加入をおすすめする猫種といえます。m
コーニッシュレックスの飼い方
甘えん坊な一面があるので、飼い主を別の人間・ペットに取られると嫉妬をしますので多頭飼いには向かない猫種です。
食事については四肢が細いため、関節への負担を減らすためにも、肥満には注意し管理していきましょう。
運動はすきなため、できる限り遊んでやることで、肥満対策になります。