長毛種の中でも近年人気が出てきている猫種ソマリについて、由来、容姿、お手入れ、寿命、かかりやすい病気、ペット保険についてまとめたページです。

ソマリとは

原産国はカナダ、アメリカ
原種はアビシニアン。名前の由来はアビシニアン（エチオピア）の隣国、ソマリアから来ています。
短毛のアビシニアンから、極稀にうまれる長毛種を繁殖させた新しい種です。

ペットショップで売られている価格は、平均15万～20万円程度です。
チャンピオンの子孫やショータイプの場合は、平均25万～30万円程度。
毛色、月齢等での価格変動がある。雌の方が高価。

屋外の生活を好む活発な性格だが、きちんとしたしつけをすれば十分室内飼いになれます。
神経質ぎみな性格で環境の変化には強くないです。人見知り、大きな音は苦手です。

雄雌ともに3.5〜5.5kg。大型の猫種といえます。
被毛1本に対して、ティッキングと呼ばれる３〜１２本の色の帯が入り光沢が美しく、長毛種を好む方に人気の猫種です。
「レッド」「ルディ」「ブルー」「フォーン」の4種類の毛色があります。

12歳程度と一般的な猫と比べると少し短いです。

長毛種のため毛玉になりやすく、美しい被毛をたもつためには日々のブラッシングが必要です。
こまめにケアが出来ない方には向かないと言えます。

新しい猫種のため、先天性の疾病や近い血縁での交配だった場合、体の弱い個体もあります。
以下２つの疾病は通常猫がかかりやすい疾病（尿路結石、腎臓病、リンパ腫など）以外に警戒が必要です。

ソマリでは、先天性がほとんどのため、防ぐことはできません。
一般的な人間の貧血と同じように食欲減退やフラつきがあります。
完治は難しいので、若い段階から活発に動かないなどおかしな部分があった場合、この疾病を疑ったほうがよいでしょう。

猫では稀な疾病ですが、ソマリ、アビシニアンでの罹患例の多い疾病です。
名前の通り筋肉の低下から運動が難しくなり、巨大食道症、誤嚥などを起こすことで結果的に命を落とすことも多い疾病です。抗アセチルコリンエステラーゼ薬である臭化ピリドスチグミンなどの投与を行い、改善する場合、全く改善しない場合がある。

先天性疾患の可能性がある猫種で、決して体が強い猫種ではないため、購入、迎い入れとともにペット保険への加入をおすすめします。
上記で挙げた溶血性貧血や重症筋無力症などは、かかってしまってからでは告知審査によって加入が難しくなると考えたほうが良いでしょう。