猫のガン 猫のなりやすい易いガンとは

猫も犬や人間と同じようにガンに罹患する可能性があります。このページでは、猫のガンと猫のなり易いガンについて紹介させていただきます。

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ガンとは

ガンは悪性腫瘍(あくせいしゅよう)とも呼ばれ、無規律な増殖、浸潤性、転移性を特徴とする細胞の異常増殖を指します。猫のガンも人間のガンと定義は変わりません。
ガンは発生したところの組織層を越えて拡がり、周囲の健康な組織内にまで増殖する浸潤(しんじゅん)をし、さらに腫瘍細胞が元の場所とは違う場所に血液に乗って移動、到達し、そこで再び増殖して新たな腫瘍を二次的に生じる転移を起こします。

猫のなり易いガンとは

猫のガンで報告例の多いものとしては、乳がん、前立腺がん、肥満細胞腫、扁平上皮ガン、骨肉腫、口腔がん、悪性リンパ腫、白血病、血管肉腫といったところが上げられます。基本的には人間と同じようにどこにガンが置きてもおかしくありません。一方で、乳がん、前立腺ガンについては、避妊・去勢手術を受けることで防ぐことができます。

発情前の生後8ヶ月〜10ヶ月に実施出来ると、発症率もグンと落ちます。

猫のガン治療

猫のガンはかつては不治の病として恐れられていましたが、猫の人間社会で家族同然に扱われることにより、臨床例が増え、治療の技術も発達しました。たとえガンであっても、早期発見・早期治療を行えば、かなりの確率で延命を実現することができるようになってきました。

◆代表的なガン治療法

手術療法:手術によりがん手術の摘出を行う。麻酔、開腹を行うため、幼齢、高齢の猫には適さず死のリスクもある。

化学療法・薬物療法:ガン細胞のみをターゲットに抗がん剤を投与。強い副作用があり、残念ながら根治歯難しい。

放射線療法:患部に放射線をあて死滅させる治療法ですが、健康な細胞にも悪影響がでる。化学療法・薬物療法とくらべ更にピンポイントで治療が可能だが、非常に高額で、実施出来る病院も限られる。

免疫療法:マクロファージの活性化、インターロイキンの調整、サイトカインの産生促進など免疫機構をコントロールし、ガン細胞への攻撃を促す。他の治療を実施したあとのがん細胞根治を目的とし、行われることが一般的

猫のガン予防

猫のがんも残念ながら人間同様に、原因が多岐にわたる為予防は難しく、体の以上を早期発見すること以外にできません。
目・鼻・口・耳の色や臭いのチェック、全身にしこりはないかなどのチェック、尿は健康かなど、一般的なボディチェックを健康管理を徹底し、年に1〜2回は動物病院で健康診断をうけることをお勧めします。

ガンはペット保険の対象になるのか

人間にはがん保険がありますが、ペット保険には、ガンに特化した保険はありません。一方で、ペット保険では加入前に罹患していなければ、対象となるペット保険会社が殆どです。

ペット保険会社名ガンの補償の有無がん手術保険金特約
アニコム損保×
アイペット損保×
アクサダイレクト×
AU損保×
ペット&ファミリー×
日本アニマル倶楽部 
プリズム
○(ブループラン2以外で対象となる。プランで金額が異なる)
もっとぎゅっと(あんしんペット)×(旧もっとぎゅっとのペット保険では特約が存在した)
ペットメディカルサポート
ps保険
×
ペッツベスト×
FPC×
ガーデン少額短期保険
いぬとねこの保険
×
イーペット×
イオンペット×
ペッツファースト×

また、日本アニマル倶楽部のプリズムのブループラン2以外では「がん手術保険金特約」といものがあり、通常の保険金以外にただし、割り増しで保険金を支払う保険会社も現れています。
日本アニマル倶楽部プラン名ガン手術保険金 補償額
グリーンプランⅡ1回150,000円まで
手術・がん手術通算して年2回
プレミアムオレンジプランⅡ1回90,000円まで
手術・がん手術通算して年2回
オレンジプランⅡ1回60,000円まで
手術・がん手術通算して年2回
ブループランⅡ保障されません
ホワイトプランⅡ1回200,000円まで
手術・がん手術通算して年2回

注意しなければならないのは継続についてで、引受を断る保険会社あるいは、特定疾病不担保特約により対象が意図する場合もありますので注意が必要です。

 

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