室内飼いの猫は犬と比べると平均寿命は14歳と犬の12歳と2年ほど長生きをします。
長寿な猫では、20歳を超えることも珍しくありません。人間に例えると100歳前後ですからだいぶ長生きな生き物です。
そんな長寿な生き物猫を猫のペット保険の加入を検討する際には契約最終年齢に制限のない「終身補償」の保険をお勧めします。
ペット保険が日本で広まり始めた最初の頃は、終身補償の保険は少なく、18歳から20歳を最終年齢となっている会社が多かったのですが、いまでは、終身補償の会社が増えています。
ペット保険の広まりとともに、うちの子が長生きしたらどうするの?と言った理由で加入を控えていた方も終身なら加入したいと言うかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
ペット保険会社の加入可能年齢と更新可能年齢の一覧
ペット保険会社名 | 商品名 | 加入可能年齢 | 更新可能年齢 |
---|---|---|---|
アニコム損保 | 動物健保ふぁみりぃ 動物健保ぷち | 7歳11ヶ月まで | 終身 |
アイペット損保 | うちの子 うちの子ライト | 0歳〜12歳11ヶ月未満 | 終身 |
au損保 | au損保のペット保険 | 生後30日〜10歳まで | 終身 |
アクサダイレクト | アクサダイレクトのペット保険 | 満8歳まで | 終身 |
ペット&ファミリー | げんきナンバーワン げんきナンバーワンスリム | 生後45日から満7歳以下 | 終身 |
日本アニマル倶楽部 | プレミアムオレンジプランⅡ | 生後60日から満12歳未満 | 終身 |
楽天少額短期保険 (旧もっとぎゅっと) | あんしんペット保険 | 生後31日から満11歳 | 20歳まで |
ペットメディカルサポート | PS保険 | 120日以上9歳未満 | 終身 |
ペッツベスト | ペット医療保険 | 生後満50日から16歳11ヶ月 | 17歳未満 |
FPC | フリーペット保険 | 生後30日から9歳未満 | 終身 |
日本ペットプラス(旧ガーデン) | いぬとねこの保険 | 生後31日から満11歳未満 | 終身 |
ペッツファースト | ペットがいちばん保険 | 7歳11ヶ月まで | 終身 |
SBIいきいき少額短期保険 | SBIペット保険 | 生後2ヶ月から11歳まで | 終身 |
イオンペット | イオンペットのペット保険 | 生後45日以上から10歳未満 | 終身 |
楽天とペッツベスト以外は終身です。この後この2社も終身になるかもしれません。
このように大体のペット保険会社が終身補償となってきています。
こうなってくると何を基準に選ぶべきなのかと言うことになりますが、以下がポイントになってきます。
・補償がリセットされる
・限度日数、限度金額がない
・特定部位・特定疾病不担保特約がない
この3つが重要です。
この3つに該当しているのは、実はありません・・・。
以前はアニコム損保がこれに該当していたのですが、限度日数ができしまいました。
ですので、最低2つに該当すれば良いでしょう。
ペット保険会社名 | 商品名 | 更新可能年齢 | 限度日数・限度金額の有無 | 補償日数のリセット | 特定部位不担保 |
---|---|---|---|---|---|
アニコム損保 | 動物健保ふぁみりぃ 動物健保ぷち | 終身 | 有り | 有り | なし |
アイペット損保 | うちの子 うちの子ライト | 終身 | 有り | なし | 有り |
au損保 | au損保のペット保険 | 終身 | なし | なし | 有り |
アクサダイレクト | アクサダイレクトのペット保険 | 終身 | なし | 有り | 有り |
ペット&ファミリー | げんきナンバーワン げんきナンバーワンスリム | 終身 | なし | なし | 有り |
日本アニマル倶楽部 | プレミアムオレンジプランⅡ | 終身 | 有り | なし | なし |
楽天少額短期保険 (旧もっとぎゅっと) | あんしんペット保険 | 20歳まで | なし(免責有り) | なし | 有り |
ペットメディカルサポート | PS保険 | 終身 | 有り | なし | なし |
ペッツベスト | ペット医療保険 | 17歳未満 | なし(免責有り) | なし | 有り |
FPC | フリーペット保険 | 終身 | 有り | なし | なし |
日本ペットプラス(旧ガーデン) | いぬとねこの保険 | 終身 | なし | 有り | 有り |
ペッツファースト | ペットがいちばん保険 | 終身 | 有り | なし | なし |
SBIいきいき少額短期保険 | SBIペット保険 | 終身 | なし(免責有り) | なし | 有り |
イオンペット | イオンペットのペット保険 | 終身 | 有り | なし | なし |
アニコム、アクサ、日本ペットプラスが該当してますね。
保険料が安い会社はダメなの?
高齢期の保険料が重要と思われがちですが、保険料だけで選んでしまうと上記の3つのどれかが欠けている場合があります。
FPCとPSは保険料が安くて良いように見えますが、1通院あたりの限度日数・限度金額があり、特定部位不担保・特定疾病不担保がないものの、限度を超えたら、以降の契約でも払われないため万が一晩年に慢性疾患にかかった場合、限度日数を超えてしまい、どこのペット保険会社に乗り換えても補償されないリスクがあります。また若年であっても重い慢性疾患の場合乗り換えが不可能です。
ただし保険料が安いと言うのは、それだけで魅力です。保険に加入し続けるのが容易だからです。
繰り返しですが、保険料が安い保険会社でも悪くはないけれど
・補償が足りなくなる
・慢性疾患になると乗り換えした場合に他社では補償されない、疾患によっては加入できない、晩年は乗り換えそのものができない
と言ったリスクを念頭におくべきです。
晩年健康トラブルが起きやすい猫ですが、ずっと健康である可能性もあるため、一概に駄目ではないのですが、リスクを理解すべきと言うことです。
また、純血種の場合、かかりやすい疾病はわかっているので、それが慢性疾患の場合は保険料の安さだけでペット保険を決めるべきではないでしょう。
まとめ
・終身補償のペット保険がほとんど
・終身で選ぶなら
・補償がリセットされる
・限度日数、限度金額がない
・特定部位・特定疾病不担保特約がない
・保険料だけでは選ばない。どうしても選ぶならリスクを理解する。